※9品、7品、5品など、2つに割れない奇数の品数で用意します。
※結納品はデパートや、インターネットでも1.5〜10万円くらいで購入できます。
また、「このお金で結婚の支度をしてください」という意味で、男性から女性へ結納金が贈られます。50~100 万円 というキリの良い現金を包みます。女性は結納金の半額を「結納返し」をします。金額や形式は地域によってさま ざまなので、両家でよく相談したほうがベターです。
コートやオーバーは脱いで、中表にたたんでおきます。ネクタイは襟元、髪の乱れなどを向かい合ってお互いにチェックをしましょう。携帯電話の電源はなるべく切っておき、深呼吸をして心を落ち着かせましょう。当日はあまり早く到着しすぎないこと。迎える側が準備を終えてひと息つけるよう、約束時間ちょうどか1~2分後にインターホンを押すぐらいのタイミングで。
玄関を上がる前に、まずは女性が男性を親に紹介します。 男性は「○○と申します。本日はお時間を取っていただき、ありがとうございます。」 と自己紹介と迎えてくれたことのお礼の御挨拶をします。 女性の親御様に「どうぞ上がってください」と促されたら「お邪魔いたします」と言い、 靴を脱いで家にあがります。その際、靴は自分で揃えるようにしましょう。
座る事を勧められてから席につきます。指定がなければ入口に一番近い下座に座り、脇に手みやげとバッグを置きます。もし上座を勧められたとしても「本日はご挨拶に伺ったのでこちらの席で結構です」と一度はお断りしましょう。再度勧められるようなら、お礼を言って座りましょう。
全員が席に着いたら、一度立ち上がり「○○と申します。本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます」と自己紹介と時間を頂いたお礼を言い、丁寧にお辞儀をします。お辞儀をしたら、続いて脇に置いておいた手みやげを袋から出し、正面を相手に向けて両手で持って品物の説明などひと言添えながら渡します。お茶などを勧められたらお礼を言っていただき、少しの間歓談をしましょう。質問には相手の目を見てハキハキと答えます。最初の呼び方は「○○さんのお父様/お母様」が望ましい。
しばらく歓談をしてひと息ついたら、状況をみて男性から結婚の話題を切り出します。「結婚することになりました」ではなく、「結婚させていただけないでしょうか」とお願いするのがマナーです。挨拶例:「○○さんと生涯を共にしたいと願い、先日結婚を申込み、受けていただきました。○○さんのご両親にも結婚のご承諾をいただきたく、本日挨拶に参りました。結婚の許しを頂けますでしょうか」
結婚の承諾を得た後も、引き続き和やかに会話をしましょう。親御様の趣味やおふたりの子供の頃の話など、全員が楽しめる話題が一番好ましいです。お酒が入って乱れたり、自分のことばかり話すことのないよう、お酒を勧められても一杯程度にとどめましょう。また、食事を勧められても一度は辞退し、再度勧められたらお礼を言ってご馳走になりましょう。
訪問から1時間半~2時間を目安に退出を願い出ます。その際も男性から「それでは今日はこのへんで」と話を切り出します。そして、和室なら座布団をはずし、洋室なら席を立って「本日はありがとうございました」と挨拶をしましょう。退出の際は、玄関で再びご両親にお礼を伝え、丁寧にお辞儀をしてから外に出ます。外まで見送ってもらったら、少し歩いたら一度振り返り、お辞儀を。
自宅に着いたら、電話をして到着のご連絡とお礼をします。夜遅い時間なら、次の日の午前中でも問題ありません。さらに、2~3日以内に手書きのお礼状を出すと、なおていねいな印象になります。
正しいマナーが身についている大人でも、人生の大切な局面を迎えるとどなたでも緊張をしてしまいがちですが、失敗を恐れる必要はなく、何かあった時に臨機応変に対応出来れば大丈夫です。そのためにも、事前におふたりでシミュレーションをしておくと、より良いでしょう。親御様もおふたりと同じように緊張していると思います。相手の目をまっすぐ見て、真撃な態度で気持ちを伝えましょう!